
発売日から結構経ったわけですが、3作出揃ったという事で、STEINS;GATEドラマCDのまとめをば。
あと、この記事はネタバレ注意です。ゲーム本編を全てクリアしてから読む事をお薦めします。

まずは、哀心迷図のバベル.
世界線変動率は0.571046%、α世界線という事で、本編終盤、まゆりを助ける為に紅莉栖を消す決断をする辺りのお話。
本編では、オカリン視点での苦悩が描かれていたわけですが、ドラマCDは紅莉栖視点で、その時どう思っていたのかというのが分かります。
紅莉栖が伝えられなかった想い=オカリンへの好きという言葉と、ドクター中鉢の伝えられなかった言葉=紅莉栖を拒絶したくなかったを上手く絡めた流石のシナリオ。
ジャケットに紅莉栖と一緒に写っているフェイリスも重要な役回りで、本編であまり絡みの無いこの二人をこうも上手くつなげられるものなのかと驚愕。本編シナリオ作成時点でドラマCDの設定とか考えていたんだろうか?
最後は、本編では聴けなかった紅莉栖の本当の想いが聴けて大満足。

2枚目は無限遠点のアークライト。
世界線変動率は1.130205%、β世界線という事で、紅莉栖エンド後トゥルーエンドへ向かう為のタイムマシンが来た所からスタートする話。最初の鈴羽のセリフだけで鳥肌モノ。やっぱりこの辺の展開は燃えるわぁ。
本編では、1回目の失敗の後、まゆしぃの励ましによって立ち直ったオカリンが見事運命石の扉を開いたわけですが、ドラマCDではその間にまゆしぃ視点でとんでもない事態が。毎度まゆしぃばかり酷い目に……
まゆしぃの彦星様は鳳凰院凶真だけど、まゆしぃはオカリンの織姫様にはなれない……
本編クリア時は、紅莉栖が助かって良かった!という気持ちが強くて、今も紅莉栖が大好きでオカリンと結ばれて良かったと思うけど、まゆしぃが切ない……
鳳凰院凶真を無かった事にしようとしているオカリンは、違和感が凄い。
やっぱり中二病じゃないオカリンはオカリンじゃない。

最後は、暗黒次元のハイド。
世界線変動率は2.615074%、γ世界線という本編では登場しなかった世界線が舞台。
この世界線では、オカリンがラウンダーとなっているという凄い設定。
萌郁がヒロイン的立場で、これが萌える萌える!
献身的に尽くしてくれるという状況にこれほど自分が反応するとは思わなかった。
このドラマCDを聴くとつくづく思う。萌郁が本編で敵に回ったのは、たまたま萌郁を救ったのがFBだっただけ。
もし、オカリンやラボメンのメンバーが萌郁を救っていたら、強力なヒロイン候補になっていただろう。
萌郁が言及している通り、元々γ世界線に存在したオカリンと、後からやって来たオカリンの本質は同じ物だろうし、どういう経緯でラウンダーに入り、ラボメン達を騙していたのかが気になる。
FBに何か弱みを握られていたか、まゆしぃ達を人質に取られていたか。
このドラマCDはオカリン視点で描かれていて、本編には当然含まれていない話だし、時間軸の流れはどうなっているんだ?という疑問が湧くわけだが、世界線を超えた先で寝ていた事からオカリンは夢だと判断したのかも。
萌郁がケバブを食べたいという事を覚えていた事から、本当に夢オチではないよね?
やっぱり、どれもこれも流石のシナリオでしたなぁ。
今後ドラマCD4弾、5弾と続編が出て欲しい。
スポンサーサイト