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第28期東京都青少年問題協議会の動きに関して

日本で最も危険な東京(リンク先には18禁に該当する情報も載っていますので注意して下さい)
ブログ巡回中に、東京都の議会が児童ポルノ関連の規制を行おうとしている記事を見つけましたのでご紹介します。

まず、本題に入る前に「東京都青少年問題協議会」とは何ぞや?という所から。
以下、東京都のホームページから引用。
東京都青少年問題協議会は、「地方青少年問題協議会法」等に基づき設けられた、青少年問題に関する総合的施策の樹立に必要な事項を調査・審議し、関係行政機関相互の連絡調整を図るほか、知事及び関係行政機関に対し、意見を具申するための知事の附属機関です。

引用しといて何ですが、結局何を言いたいのかよくわからない説明ですな。
要約すれば、青少年問題に対する対応を行うために色々考えたり、行政機関に働きかける機関といったところでしょうか?
法律用語や公的機関の説明は、どうしてこう解り難いんでしょうかね。わざと難解にして、一般市民からの批判を封じたり、自分達に権威をもたせるように仕向けているようにしか思えませんな。

では、この議会における発言を抜き出してみたいと思います。
(一部を抜き出して批判すると、特定の言葉だけを編集して批判するワイドショーのような体裁になってしまいますので、本記事の最後に発言全体のリンクを貼ります。詳しくはそちらを参照して下さい。)

新谷珠恵さん(東京都小学校PTA協議会会長)の発言
「言論の自由とか表現の自由とおっしゃいますけれども、それはプラスα、芸術性のあるときだと思います。」

この人は憲法の勉強をした方が良いと思います。
日本国憲法第21条には「集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。」とちゃんと書いてあるではありませんか。

憲法に記されている権利を規制できるのは、その規制によって全国民の内の大多数が十分な利益を享受する場合に限るのであり、規制によってどういう結果が生じるか、具体的な数字を使って検証し、プラス面とマイナス面を照らし合わせて初めて実行するべきもののはずです。
決して、芸術性があるかどうかなどという判断者の主観ひとつで、どうとでもなるものによって決まるものではありません。

続いても新谷さんの発言です。
「私は、青少年が見なければいいとか、そういっただけではなくて、実際に写真じゃなくて漫画だから被害者はいないだろうではなくて、全体でどうしてこんなに小さい子どもが性被害に、昔からこうだったのか。なぜこうなったのか。本当に増えていると思うんです。やはりアニメ文化とか、ロリコン文化が絶対助長していると思います。
ですから、大人が見るものであっても、ビデオでも、それがもとで、たくさん見たから犯罪したくなって犯罪を犯したという人がたくさんいるんですよね。」

あきれ果てるばかりです。自分の主観でしかなく、客観的な事実も何もない事象についてよく「たくさんいるんですよね。」などと言えたものです。

たしかに統計的な資料の中には、最近の方が昔に比べて児童ポルノ関連で摘発された人数が多いというようなものもあります。しかし、児童ポルノに関して議論され始めた事自体、最近からですし、実際に警察が取り締まりを強化しだしたのも最近からだと思います。実際、松文館事件のような、どう見ても見せしめとして逮捕されたとしか思えない事件もあることですし。

続いて大葉ナナコさん(有限責任中間法人日本誕生学協会代表理事)の発言です。
「例えば児童に対する児童ポルノの愛好者の人たちが児童に悪影響を与えるとか、漫画のひどいものが出ているといったら、その人たちはある障害を持っているんだというような認識を主流化していくことはできないものかというのを、お話を聞いていて思いました。
(略)
性同一性障害という同じ位置づけで、子どもたちに対する性暴力を好む人たちを逃がしていくとしたら、障害という見方、認知障害を起している人たちという見方を主流化する必要があるのではないかと思うんです。」

酷い差別主義だと思います。先に言っておきますが自分は実在の児童に性的行為を行い摘発された人間を擁護する気はありませんし、法的に処罰されてしかるべきだと思います。
しかし、その人達は犯罪者であるだけで、決して頭がおかしいわけではありません。
ただ、単に性的嗜好が一般大衆の中で多数派でなかっただけに過ぎません。
対象となる被害児童がいない場合であれば逮捕する必要の無い一般市民であるはずです。

他にもつっこみたい発言は色々ありますが、これ以上書くと長くなりすぎますのでこの辺で。

第28期東京都青少年問題協議会議事録
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[ 2009/11/21 20:54 ] 表現規制関連 | TB(0) | CM(0)

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