
劇場版 涼宮ハルヒの消失見てきましたよー。というわけで、レビューをば。
ストーリーはほぼ原作準拠です。大きな改変等は無く、原作片手に注意深く見ていかなければ気付かないレベルでしょう。
自分はまったく気になりませんでした。
原作通りのストーリーではありますが、動きや演出、声優の演技等がかなりハイレベルなので、結末を知っていても十分楽しめると思います。
演出としては、キョンの内面の葛藤を描いた場面が秀逸だと思います。
ハルヒに巻き込まれて、うんざりしているのか、それとも、そんな日常が楽しいと思っているのか。
もう一人の自分が自分に問いかけるという手法で、映像化しており、原作の内面を表した文章から、こういう映像に出来るというのは素直に凄いと思います。
声優の演技としては、キョン役の杉田智和さん、長門役の茅原実里さんの演技が特に良かったと思います。
キョンの演技は、SOS団の面々が自分を知らないという状況による絶望を、とても良く表現されていたと思います。普段は、ひねくれた態度でぶつぶつ言っている事の多いキョンですが、今回の劇場版では、世界を元に戻すために真剣になっており、内面の葛藤の場面等でとてもカッコいいキョンが見れました。
セリフ量もとても多く、立派に主人公してます。
長門の演技は、消失版の眼鏡をかけた長門の演技が注目所です。
見る前は、消失版の引っ込み思案で照れ屋な長門には、茅原さんの声質は合わないような気がしていましたが、実際聴いてみると、とてもしっくりきました。
キョンに帰って欲しくなくて、制服の袖をつまむ長門とか、キョンに入部届を返されて半泣きになる長門等、可愛さがハンパないです。
劇場版ならではの演出としては、冒頭にもあるキョンが起床する場面での一人称視点。
キョンの視点で目覚まし時計等が見える分けですが、劇場の大画面と音響により、自分がキョンになったような気がします。
作画としては、さすが劇場版といった感じで、超ハイレベル。
全編通してよく動くし、扉を開けて部室に入るといった普通の動作だけでも、普通の地上波放送とは違う事が分かります。相当な枚数で動かしているのでしょう。
また、劇中の所々に、矢印みたいな図を使って時間の流れを説明する場面があるのですが、これは、原作未読者でも時系列が把握出来るようにとの配慮なのでしょう。
SFネタを解説するのが好きな古泉だけでなく、長門やキョン、大人版朝比奈さんも解説してくれます。
自分的に点数を付けるとしたら、100点満点中、90点ですかね。
どこをとっても、かなりのハイレベルでまとめられていて、原作読者も大満足の一作に仕上がっていると思います。
原作読者も、未読の方も一度見れてみてはいかがでしょう。お薦めです。







劇場における注意事項についての張り紙や、看板があったので撮ってきました。
朝比奈さんと古泉のは見つからなかったんだが、どっかにあったんだろうか?


1000円で売ってるパンフレットも買ってきました。
ストーリーのあらすじ紹介、キャラ紹介、用語紹介だけでなく、監督や原作者、キャストのインタビュー等が載ってます。
1000円でこの内容ならかなりお得だと思います。
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涼宮ハルヒの消失
たぶん今年一番(話題の)劇場版アニメに認定(笑)
2時間40分で大丈夫かなと思ったけど最後まで楽しめましたよ。
エンディングの後まで立っ...
[2010/02/07 22:41]
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